2010年度私立高校入試 追加募集(1.5次)実施は74校
2010年度の大阪府内の全日制私立高校入試で、1.5次の追加募集を行う私立高校が発表されました。
74校の内、男子校6校、女子校20校、共学校48校となっています。
以下、1.5次追加募集を行う私立高校の募集定員、試験日、合格発表日等の詳細
平成22年度 大阪私立高校入試
追加募集(1.5次)実施校
2010私立高校入試の志願状況
大阪府内の平成22年度入試の2月4日現在の出願状況が発表されました。
募集定員21378人に対し、出願者は73454人で、志願倍率は3.44倍。私立を第1志望とする専願者の割合は、21.46%となっています。
倍率が高い私立高校は、興国、大阪国際滝井、清教学園、浪速、大阪学芸などで、学科別で倍率が高いのは、近畿大付属の理数や関西大倉の特進Sなどとなっています。
出願は現在でも行っている私立高校があり、倍率はもう少し上がる見込みです。
大阪府内の私立高校では、2月10日に入試が行われます。
2010年度私立高校入試 2次募集実施校
2010年3月19日、大阪府内の私立高校28校で2次募集をすると発表されました。
2次募集 3月24日実施の私立高校
大阪国際滝井、好文学園女子、城南学園、建国
太成学院大、千代田、箕面学園
2次募集 3月25日実施の私立高校
興国、堺女子(前期)、相愛、明浄学院
大阪体育大浪商、大阪電気通信大、昇陽
関西福祉科学大、金光藤蔭、四條畷学園
精華、東大阪大敬愛
2次募集 3月26日実施の私立高校
東大阪大柏原、大阪女子、追手門学院大手前
近畿大泉州、金剛学園、星翔
2次募集 3月27日実施の私立高校
宣真、藍野学院短大付属藍野、樟蔭東
2次募集 3月30日実施の私立高校
堺女子(後期)
大阪府私立高校、専願者が一転増加へ
2009年12月、2010年度入試における受験生の大阪府内の私立高校専願者の割合が過去最低の数字になったことはすでにお知らせしました。これは公立高校の実質無償化の予算が計上されたことなどによる影響かともお伝えしました。
しかし、2010年1月の調査では、一転私立専願者の数が上昇したと大阪府公立中学校長会が発表しました。
これは公立中学校卒業見込み者の第2回進路希望調査結果(1月14日現在)の数字で、それによると、大阪府内の私立高校の専願率は16.55%で、前回調査の13.94%から一転上昇しました。
これは別項でお伝えしたとおり、大阪府が大阪府内私立高校の2010年度の新入生に対し、年収350万円以下の低所得世帯に対し授業料を実質無償化することが浸透してきた影響ではないかと大阪府公立中学校長会は分析しています。
2010年度中学校卒業見込み者は74196人で、そのうち大阪府内私立高校の希望者は59208人、うち専願者数は12279人となっています。
競争率が高かった私立高校は、
男子校 興国高校 キャリアトライ 5.1倍
女子校 羽衣学園 スーパー特進 9.7倍
共学校 大阪学芸 選抜特進 14.0倍
大阪府内の私立高校専願者の割合が過去最低に
大阪府公立中学校長会によれば、2010年度入試において、大阪府内の受験生のうち、大阪府内の私立高校専願者の割合が過去最低の13.34%に落ち込んだとのことです。
民主党政権による公立高校の実質無償化の予算がすでに計上されたことなどによる影響とみられます。
文部科学省による高校無償化案の導入で、2010年度からは公立高校の授業料は徴収自体を行わなれません。
一方、私立高校は年額11万8000円が私立高校に支給され、生徒は授業料との差額を学校に納入する形になります。なお、年収250万円未満の世帯は支給額の倍の23万7600円が、250~350万円の世帯は1.5倍の17万8200円が助成される予定となっています。
大阪府公立高校「進学指導特色校」 募集開始は平成23年度入試から
進学指導特色校とは、各府立高校がこれまでの伝統や実績を生かし、バラエティに富んだ教育活動を実現して、一層個性豊かに輝くことができるよう、進学指導特色校の基本的な制度設計を進めていく高校です。
進学指導特色校の指定に際しては、
◆人材育成研究開発重点校(エル・ハイスクール)やスーパーサイエンスハイスクール等、府や国の研究開発事業に積極的に取り組み、高大連携や公開授業、授業評価を先進的に実施し成果をあげてきた
◆二学期制や65分、45分授業の導入、1週30単位を超える授業時数の設定等に早くから取り組み、その成果を他の府立高校に普及してきた
◆他府県の公立高校に勝るとも劣らない進学実績をあげてきた
を勘案して、10校が進学指導特色校を指定しました。
指定された10校は、
1学区
北野高校 大阪市淀川区
豊中高校 豊中市上野西
茨木高校 茨木市新庄町
2学区
大手前高校 大阪市中央区
四條畷高校 四條畷市雁屋北町
3学区
高津高校 大阪市天王寺区
天王寺高校 大阪市阿倍野区
生野高校 松原市新堂
4学区
三国丘高校 堺市堺区
岸和田高校 岸和田市岸城町
の10校で募集開始は平成23年度入試の募集時から。
私立高校の授業料の全額補助決定
大阪府は2009年9月18日、不況などで所得が急減した「家計急変世帯」の私立高校生の授業料を全額補助するため、10億1620万円の補正予算案を9月府議会に提出すると発表しました。
この措置で年収が昨年より1割以上減り、住民税が非課税となる世帯の私立高校生約1900人が対象となる見込みです。
大阪府の私立高校生を対象にした現行の授業料軽減制度「大阪府私立高等学校等授業料軽減補助金」では、以下のような補助していますが、これに加えて、今年度の府内の私立高校94校の平均授業料約55万円を上限に家計急変世帯に補助し、授業料負担を原則無くす予定です。
平成22年度予定 大阪府私立高等学校等授業料軽減補助金(給付)
■ 資格・所得基準にあてはまれば、補助金を受けることができます。(成績等の要件はありません)
■ 大阪府育英会等の奨学金と併せて利用することができます。
■ 所得基準及び補助金額は平成22年度(予定)のもので、これらは予算額により変動の可能性があります。
■ 公立高等学校授業料相当額(144,000円)は負担していただきますので、学校独自の奨学金制度の対象となる場合など、補助金額が減少することがあります。
資格:
大阪府民であること
10月1日現在大阪府内の全日制私立高校〔中等教育学校(後期課程)含む〕に在籍する生徒。
所得基準[住民税課税標準額]及び補助金額:
平成22年度高校1年生の場合(予定)
生活保護世帯 年額350,000円
84万円以下 (年収めやす約430万円以下) 年額250,000円
131万円以下 (同約500万円以下) 年額150,000円
158万円以下 (同約540万円以下) 年額100,000円
254万円以下 (同約680万円以下) 年額60,000円
※上記金額は、世帯全体の住民税課税標準額です。( )内は、あくまでも標準4人世帯の年収めやすです。
必ず住民税の通知書から住民税課税標準額をご確認ください。
お問い合わせ先:
大阪府府民文化部 私学・大学課 小中高振興グループ
中央区大手前2-1-22 (06)6941-0351代表 内線4856~8
募集期間: 入学した高等学校等が定める期間(6月以降)
取扱窓口: 入学した高等学校等
私立高校ピンチ? 大阪府公立高校に超エリート校新設
大阪府教育委員会は、平成23年度から一部公立高校に学区不問の学科を設置し、府内全域から成績優秀な生徒を集める公立エリート校の構想を発表しました。これによって難関大学への合格実績60%増目指しているとか。
公立超進学校に選ばれたのは、
北野高校
茨木高校
大手前高校
四條畷高校
高津高校
天王寺高校
生野高校
三国丘高校
岸和田高校
豊中高校
の10校で、定員は各校1学年の定員320人の半数約160人となっています。
入試は2月下旬に実施している前期選抜で行う予定です。
この公立超エリート校構想は、大阪府の私立高校にとっては大きな脅威となるでしょう。
それでなくても私立高校への補助金の削減で2009年度からは多くの私立高校で授業料アップが行われ、かつ公立高校と私立高校の募集定員の比率7:3も府知事が見直す発言があり、その上での成績上位層を大幅に拾う超エリート校の設定で東京大、京都大、大阪大、神戸大、早稲田大、慶応大などの難関大学合格者増を目指すとなれば、私立高校にとっては踏んだり蹴ったりの事態です。
この公立・私立高校の公私の戦いは全国的にも珍しく、全国が注目しています。
一部公立高校を「進学指導特色校」に指定
大阪府教委は平成23年度から一部公立高校を大学進学実績の向上に力を入れる「進学指導特色校」の10校を決定しました。
「進学指導特色校」に指定された10校は、
北野高校
茨木高校
大手前高校
四條畷高校
高津高校
天王寺高校
生野高校
三国丘高校
岸和田高校
豊中高校
定員は各校約160人とし、入試は2月下旬に実施している現行の前期選抜で行うが、他の学科とは別の試験問題を作成するとしています。
職業教育のモデル高校プログラム発進
大阪府は、職業教育のモデル事業「大阪版『職業アセスメント・プログラム』」の会合を2009年4月15日に開催し、橋下徹知事やモデル高校の代表者らが事業のスタートを宣言しました。
大阪版「職業アセスメント・プログラム」は、府立5校、私立5校のモデル高校の新一年生約2600人を対象に、大阪府の専修学校各種学校連合会やリクルートなどの協力企業と連携し、職業適性自己診断テストや職業体験学習などのプログラムで、今後1年にわたって実施されるプログラムです。
早稲田摂陵高校、倍率0.12倍の異変!?
2009年4月1日より新たに早稲田大学の系属校となった早稲田摂陵中学高校の高校入試で異変?がありました。人気になると思われた同校えは、今年度2009年度高校入試で募集した245人に対し、志願者29人、倍率は0.12倍で、外部から入学の1期生がわずか11人。
普通科(男子)
1次入試
専願
志願者 10名 受験者 10名 合格者 9名
不合格者 1名
併願
志願者 19名 受験者 19名 合格者 18名
不合格者 1名
1.5次入試
専願
志願者 4名 受験者 4名 合格者 0名
不合格者 4名
併願
志願者 2名 受験者 2名 合格者 1名
不合格者 1名
内部進学を含めても、2009年度の新入生は80人となりました。前年2008年度が400人近い応募から184人が合格したことを考えると、この落差はいかに?
その要因の1つとして、合格点が高くなりすぎたという見方もあるようです。
2009年度の合格最低点は専願で270点。有名私大を目指すⅠ類の昨年度の合格最低点が220点だったことを考えるとかなり高めの設定になっています。
また、授業料も、大阪府の私学助成金削減方針などで16万円増の60万円。早稲田大学に進学できる人数も全員ではなく、成績上位40人ということなども影響した模様です。
学費を納めない限り卒業させない方針の学校が約7割
全国私立学校教職員組合連合が、組合員がいる全国の私立高校に調査したところ、学費を納めない限り卒業させない方針の学校が7割近くあることがわかったと朝日新聞が報道しています。学費を納めない限り「卒業証書を渡さない」「進路に必要な卒業証明書を発行しない」といった姿勢で臨んでいる学校が多いそうです。
しかし、学校教育法施行規則は、校長が全課程を修了したと認めた者には卒業証書を授与しなければならないと定めており、文部科学省は「修了しているのに学費滞納だけを理由に卒業証書を出さないのは法令に違反する」と指摘します。が、私立高校としては、学費の滞納者が増大することによる経営逼迫の事情もあるでしょうし、全国的に対応をどうしていくかの考えていかないといけない問題でしょう。
全国私立学校教職員組合連合とは、私立の幼稚園・小学校・中学校・高等学校・専門学校(専修学校・各種学校)で働く教員・職員の労働組合の全国組織です。 40都道府県にまたがる組織で、組織人員は約2万人。